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アルバム - Bartók: String Quartets 1-6

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ベルチャ弦楽四重奏団 • 2008 現在活動中の弦楽四重奏団の最高峰だと思っている。モーツァルトなどの古典からバルトーク、シェーンベルク、ベルク、ヴェーベルン、ショスタコーヴィッチあたりの近現代まで録音をしており、そのどれもが音楽的に超絶素晴らしい。こんな団体は他に知らない。非常にキレのある演奏をするので、どちらかというと近現代、もしくはベートーヴェンの演奏が個人的には好き。この全集も、最初に聴いて以来ずっと、バルトークの弦楽四重奏曲のリファレンス演奏になっている。録音も極めて明快かつ良好。

アルバム - ヒラリー・ハーン・プレイズ・バッハ

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ヒラリー・ハーン • 2018 デビューCDから約20年、ついにヒラリー・ハーンが無伴奏ヴァイオリンのソナタ・パルティータの未録音曲をリリースした。デビューCDの瑞々しさから、年齢相応の円熟した演奏。技術は相変わらず。録音もかなり良い。ただ…なんか演奏が「立て板に水」のようにあまりにも滑らかに流れていくのが物足りなくも感じる。

アルバム - Bach: Partitas for Solo Violin

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Hilary Hahn, 2005. ヒラリー・ハーンのデビューCDらしい。リリース年は1997年。音楽がいい意味で若々しく、瑞々しい。清涼感のあるバッハ。こういう演奏もいいね。録音は若干残響があるが、良好。

アルバム - Mozart: The String Quintets

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Klenke Quartet, Harald Schoneweg, 2018. 1990年頃を境に、弦楽四重奏の演奏スキルが格段に上がったように思われる。昔の団体の演奏を聞いてるとなんか音がモコモコして縦の和音も濁っていたのが、最近は本当にどの団体を聞いても澄み切った和音が鳴る。ピッチの合わせかたの精度、旋律の合わせかたの精度が格段に上がっているということである。録音も、だいたいどの盤も残響少なめのクリアな録音で、ほとんど全部アタリである。というわけで、弦楽四重奏に関しては、最近の演奏しか聴く気がしない。 クレンケ四重奏団 は1990年頃にデビューしたドイツの四重奏団で、全員女性、しかもデビューからメンバー交代が一度もないという珍しい団体。モーツァルトの録音が多く、これがどれも良い。どことなく優雅で、音にゆとりがある。昔のアマデウス四重奏団あたりに通じる表情を感じる。今のところ、モーツァルトの弦楽五重奏曲のリファレンス演奏はこの全集になっている。

アルバム - ラヴェル:ピアノ作品集

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小山 実稚恵 • 2019 「ショパンみたいなラヴェル」というのが第一印象。ラヴェルの毒が全く感じられず、ロマン派のような抒情的な音楽が流れていく。テンポの緩急だけで表情をつけているような感じがする。録音は良好。ピアノの音の粒がよく見える。

アルバム - 鏡 - ミロワール - ラヴェル・ピアノ作品

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中山ナミ子, 2019. 公式ページ を見ると、自身で「 スチュディオ・エクレール 」というレーベルを立ち上げ、このレーベルのディレクターも務めているらしい。録音にもかなりこだわっている様子が窺える。確かにこのアルバムも、録音が素晴らしい。残響を抑えてピアノの直接音を捉えているのはもちろんだが、そのピアノの音が美しい。いつまでも聴いていたくなる。 表現はペルルミュテルに近く、私の好み。ところどころ、音楽が止まりそうになるくらい遅くするところがあるのが少々引っかかるが、許容範囲。

アルバム - Debussy: The Solo Piano Works

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Noriko Ogawa, 2012. 小川典子さんのドビュッシーピアノ曲全集。発売以来、ずっと、私のドビュッシーピアノ曲のリファレンス演奏になっている。いちばんのお気に入り。鋭い音、滑らかな音楽、音の粒立ち、いろんな面でどこかに偏ることなく、バランスのいい演奏になっていると思う。録音はもう少しクリアな方が良かったかなと思うものの、そこまで気にはならない。